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過去と未来が交差する一杯:京都の伝統を破る新生カフェ体験

エースホテル京都内、隈研吾デザインの空間で愉しむスタンプタウン・コーヒー・ロースターズの特別なコーヒータイム

Written by COFFEE ROBOT
過去と未来が交差する一杯:京都の伝統を破る新生カフェ体験 | COFFEE ROBOT

過去と未来が交差する一杯:京都の伝統を破る新生カフェ体験

エースホテル京都内、隈研吾デザインの空間で愉しむスタンプタウン・コーヒー・ロースターズの特別なコーヒータイム


私が運営する自家焙煎豆を使ったコーヒー自動販売機「CoffeeRobot」は、テクノロジーとコーヒーの融合により、日常の些細な瞬間にも深い味わいと豊かさをもたらすことを目指しています。そんな視点で京都の街を見渡すと、歴史が静かに息づき、時間の経過が穏やかに感じられるこの地には、伝統に寄り添いながらも革新的な試みを続ける場所がいくつも存在していることに気づきます。

今回ご紹介する「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」は、京都・烏丸御池に位置するエースホテル京都の一角。伝統的な建築物を革新的に再構築し、コーヒーの新たな可能性を提示する一軒です。伝統と未来、静寂と活気が交差するその空間で味わう一杯は、まさに京都らしい独特の余韻を残してくれました。


古き電話局から生まれ変わった、隈研吾氏のデザイン空間

1926年に竣工した旧京都中央電話局が、世界的に名高い建築家・隈研吾氏の手によって модернな美学をまといながら再生されました。歴史的な重厚感と隈氏の繊細な木材使い、そして開放的で洗練されたモダンなデザインが織りなす空間は、訪れるだけで感覚が研ぎ澄まされるような印象を与えます。

高い天井と広々としたレイアウトにより、カフェとしては稀有な伸びやかさを感じられるため、単なるコーヒーショップを超えた“場”の価値があります。エースホテル京都のロビーラウンジは、ノートPCを広げたり、友人同士で語らったり、多彩な過ごし方を自然に許容する柔軟な雰囲気が魅力です。電源やUSBコンセントの完備もあり、ワーキングスペースとしての機能性も高いのが特徴です。


ポートランド発、ここだけのスペシャルティコーヒー

スタンプタウン・コーヒー・ロースターズは、アメリカ・オレゴン州ポートランド発のスペシャルティコーヒーを唯一日本で味わえる店舗として知られています。ポートランドの洗練されたカフェ文化と京都の歴史的文脈が驚くほど自然に融合しており、どちらのファンにとっても新鮮な驚きをもたらしてくれます。

私が訪れた際には、定番のドリップコーヒーから、エスプレッソベースのラテ、そしてシーズナルなフレーバーを取り入れたユニークなメニューが揃っていました。素材のクオリティと焙煎技術の高さが如実に感じられる一杯は、私自身の日常のコーヒー体験と対比すると、非常にクリアで深みのある味わいに驚かされます。


ホテルロビーの伸びやかな空間で味わう非日常

ホテル内のロビーラウンジを利用できることで、単なる喫茶以上の豊かな時間を享受できます。天井の高さがもたらす開放感と、隈研吾氏が演出する木の温もりが融合した空間は、他ではなかなか味わえません。

特に印象的だったのが、大人のためのコーヒーソフトクリーム。控えめな甘さの中に深く立体的なコーヒー豆のコクが広がり、ミルクのマイルドさと絶妙に調和。後味は軽くすっと消えていくため、いくらでも味わい続けたくなる逸品です。こうした限定的なメニューも、京都の静謐さとポートランドのカフェ文化が交差したことを象徴しているように感じました。


ラベンダーや抹茶ラテが織りなす新しい味の冒険

抹茶を使ったアイスラテは、京都の伝統素材を巧みに取り入れつつ、ミルクとのバランスが絶妙。抹茶の濃厚な苦味がまろやかに和らぎ、すっきりと飲みやすい仕上がりになっています。これはまさに、この地ならではの味の再解釈と言える一杯です。

さらに、ラベンダーラテは私にとって未知の体験でした。華やかなラベンダーの香りがエスプレッソのコクと穏やかに調和し、穏やかに心を整える効果を感じます。こうしたフレーバーの提案は、伝統を重んじる京都の文化において、新時代の飲み物の可能性を示唆しているのだと思います。


エコ意識とヴィーガン対応が魅力のサステナブルなカフェ体験

現代のカフェにおいて不可欠な要素として、環境意識と健康志向があります。スタンプタウンではプラスチック削減のためドリンク容器は紙製に統一され、ストローも紙製を採用。こうした細部からもサステナブルな姿勢が伝わってきました。

また、ヴィーガン対応のクッキーをはじめとしたフードメニューも充実しており、健康やライフスタイルに配慮した選択肢が豊富です。カフェのトータルな体験として、味覚だけでなく倫理観や環境への配慮も提供する点は、まさに時代の最先端に位置すると言えるでしょう。


混雑必至、それでも通いたくなる理由とは?

一方で、終日多くの客で賑わうこともこのカフェの特徴です。特にゆったり過ごせることが魅力だからこそ、人で溢れ席が埋まってしまうという矛盾もあります。私も複数回訪れていますが、時間帯によっては空席を待つことも珍しくありません。

それでも足繁く通いたくなるのは、景観として見えるまでの建築美と空間の質感、そしてコーヒーそのもののクオリティが高い次元で調和しているからこそ。観光の合間のひととき、あるいは自身の仕事や読書の時間を静かに少し豊かに変えてくれる、そんな余裕を京都ならではの一杯に感じられます。


結びに

伝統的な京都の歴史と、それを包摂しつつ革新を果敢に受け入れるポートランド発のスペシャルティコーヒー。スタンプタウン・コーヒー・ロースターズは、そんな融合の好例として、京都の喫茶文化に新しい息吹を吹き込んでいます。

CoffeeRobotのコンセプトにも通じる、「コーヒーと技術の調和」がここには確かに存在しており、今後もこの場所から生まれる新たな時代のコーヒー体験に目が離せません。静寂の中に未来を感じる、その一杯をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

Next Step

読み終わったら一杯いかがですか?

オンラインストアや各店舗の最新情報もぜひチェックしてみてください。